副業詐欺に要注意!悪質副業サイトを見極めるポイントとは?

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どうも、コロタです。

大手会社が副業を認め始め、近年は副業が多くの人の関心を集めています。

Webマガジン「月間副業」を運営する株式会社Catch the Webが会社で働く男女1000人を対象に行った調査では、約9割の人が副業に興味を持っていると回答したそうです。

しかし、副業への注目が集まる一方で、昨今の副業ブームに乗じたトラブルも後を絶えません。

今回の記事では、副業を騙ったネット詐欺の種類とその見極め方のポイントや、万が一詐欺にあってしまった場合の対処法について紹介します。

あのSNSが副業詐欺の被害経路に?

ここ数年被害が増えているのが、SNSやそこに掲載されている広告によって詐欺的な副業に誘導されるパターンです。Line、Twitter、Instagramといった誰もが使うSNSで実際に発生しているケースを見てみましょう。

LINEを使った副業詐欺の代表的な事例には「無料でスタンプをプレゼント」「LINEスタンプを送るだけで日給3万円!」といった謳い文句の勧誘があります。

LINEの友達追加やメールで案件へ申し込むと、「順番待ち」や「手続き待ち」として数日間待機するよう伝えられ、もともと要件に無かった情報商材や詐欺サイト、アフィリエイトなどへの大量の広告が送られてくるのです。

手口によっては、スタンプを配布するために他のゲームサイトなどへの登録を条件としている場合もあり、特に小・中学生などは注意しなければなりません。

Twitterの場合

Twitterで注意が必要な詐欺の手口には「リツイート詐欺」があります。

この手法は「このツイートをリツイートした人から抽選で〇名に現金や高額商品をプレゼントします」と投稿しておいて、実際には抽選を行わず、リツイートを行った人へ個人メッセージで連絡を行います。

「当選したので、手続きとして〇〇をしてほしい」などと言って広告のクリックやメルマガ登録を求めたり、現金を振り込ませるのです。

また、「荷物を指定の場所に運ぶだけで〇万円」といった内容の裏バイトの勧誘にも気をつけなければいけません。このような仕事は、詐欺で騙し取ったお金の運び屋として気付かないうちに犯罪行為に手を貸していることになってしまいかねません。

インスタグラムの場合

インスタグラムの場合、詐欺によく用いられるのが広告です。

「クリックするだけで〇円」
と書いた広告をクリックさせる副業詐欺に限らず、「あの有名ブランドが〇%オフ!」などとして偽の通販サイトに誘導を行ったりと、さまざまな詐欺に利用されてきています。

広告以外にも、旅行や豪華なレストランでの食事などの投稿を繰り返して稼いでいることをアピールしては、興味をもって接触してきた人に対して勧誘を行うという手口も見られます。

被害の多い副業詐欺の4パターン

SNSを使ったものに限らず、スマホやパソコンを使った副業詐欺は被害の数を増やしています。こちらではその代表的な手口について見ていきましょう。

ネットショップ制作詐欺

「月に数十万円儲かりますよ」といったセールストークで、ネットショップの制作を持ち掛ける詐欺が10年ほど前から登場しています。

実際にネットショップは制作されますが、実際にネットショップから説明された通りの利益が上がらないことをクレームしようにもサイトの制作後には業者と連絡が取れなくなってしまいます。

「月1万円の3年契約で運営代行」
「ネットショップを年30万円でリースする」といった事案が多数存在していますが、利用前に一括で全額を支払わせておいて途中でドロンされてしまうケースが大半です。

資格取得詐欺

ネット上で勧誘している副業詐欺の中には「行政書士、宅建、中小企業診断士などの資格を持っていれば、月数十万円分の仕事を紹介する」との誘い文句で、資格取得のための教材を高額で売りつける商法が存在します。

指定教材を購入して資格を取っても、多くの場合音信不通で連絡を取ることができないか、そもそもお金を支払っても教材すら送られてこないと言ったパターンも少なくありません。

会員登録詐欺

会員登録詐欺は、高時給の仕事を紹介するということで、情報サイトへの登録料や月額のシステム利用料を払わせる手法です。

「このサイトに会員登録することで、時給2,000円以上の仕事を紹介してもらえますよ」
というように話を持ちかけられて登録してしまうと、実際は想定していたほどの収入は得られなかったり、登録料だけで大損してしまいます。

情報商材詐欺

情報商材の販売も昔から詐欺の多い分野の1つで、副業や儲け話の情報商材によるトラブルは後を絶えません。

商品が情報であるため、購入するまでは詳細が分からず、適正な価格が存在しないために、売り手と買い手の間では多くのトラブルが発生しています。また、情報商材に書かれていることが本当の場合もありますが、中身が偽物だったり内容が正しくない場合も少なくありません。

詐欺サイトを見分ける3つのポイント

それでは、その副業サイトが詐欺サイトかどうを見極めるにはどうすればいいでしょうか?ここでは3つのポイントをご紹介します。

1.登録料など事前にお金が必要

登録料に限らず、月額使用料、教材費、入会金、情報提供料金など呼び方は様々ですが、先に料金がかかるサイトには気をつけましょう。

運営側は実際にサービスを使ってもらわなくても利益をあげることができてしまうので、いざお金を支払った後に連絡が取れなくなってしまうケースがあります。

2.ポイントの換金額が高額

こちらは副業をして現金と交換できるポイントを貯めても、肝心の換金をいつまでもできないといった悪質な詐欺サイトです。

中にはポイントを換金できるまで1万ポイント貯めなければいけないといったサイトも存在していて、そういったサイトを利用すると現金での収入を得る前に副業をやめてしまいかねません。

3.「〇〇するだけ」「ワンクリックで稼げる」などの誘い文句を使っている場合は要注意

最近特に多いのが、「スマホでクリックするだけ」「スマホだけで数万円」など、楽して稼げる風に勧誘を行うネット副業です。

よくバナー広告として色々なサイトに現れるので、クリックしてしまいがちですが、「確実」「必ず」「絶対」などの過剰な表現で売り込みをする行為は法律で禁じられています。

もしも副業詐欺に引っかかってしまったら

副業詐欺の被害にあってしまっても、商品を購入してから一定期間内であれば契約を解除し、料金を取り戻すことが可能ですので泣き寝入りしてはいけません。

副業詐欺のようなマルチ商法の場合、契約書を受け取った日または商品を受け取った日のどちらか遅い方の日付から20日間の間はクーリングオフが適用可能です。

また、クーリングオフ期間を過ぎてしまった場合でも消費者センターや警察、弁護士へ相談を行うことで、契約を解除できる可能性が存在します。

終わりに

「そんなうまい話があるわけない」と思いつつも「楽して稼げるなら…」とつい気になってしまう気持ちは誰にでもありますよね。

しかし、副業詐欺を行う犯罪者は私たちのそんな気持ちにつけこんでいます。

冷静に考えれば、通常の良心的なサイトであれば「楽してお小遣い稼ぎ」などといった甘い文句を前面に打ち出して広告を打ったりはしないことは分かるはずです。

お金を稼ぐためにはそれなりの手間と時間がかかるからのですから。

以上、コロタでした!